法人営業、人事、フリーランス、ホスト…稀有な社会人人生を歩んできた採用責任者が語る、アーキベースの魅力とは―採用責任者 兼 事業企画担当者・土谷 幸太

社員インタビュー
土谷 幸太(つちや こうた)
1981年生まれ。一橋大学商学部卒業。伊藤忠テクノソリューションズで法人営業を経験後、HR領域でのキャリア開発機会獲得を意図してリサ・パートナーズに移り、人事マネージャーを務める。その後フリーランスでの活動を経て、BNGパートナーズへ参画。同社において執行役員および事業責任者としてベンチャー向け幹部人材紹介事業を牽引した後、アーキベースへ参画。

法人営業5年、人事6年半―会社の「攻め」と「守り」を経て、その後はフリーランスとホストを経験。「会社の看板を外して自分一人で生きていくこと」に挑戦したいという思いがありました

まずは土谷さんの経歴についてお話を伺ればと思います。新卒で入られた会社から教えてください!

新卒で伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)に入社し、約5年間法人営業に従事していました。当時の就職活動の軸は、ざっくりとしていますが「営業」でしたね。大学時代は苦学生としてバイト三昧でしたが今振り返ると正直あまり成長できてなかったんじゃないかと思ってまして(笑)、「ちゃんと成長していかないと生き残れないな」という危機感があり、まずは社会人の基礎を身につけるという意味で営業という職種を選びました。中でも、当時はすでにITバブルが崩壊していたもののITがあって当たり前の世の中になりつつあったので、この領域を自分の中でブラックボックスにしてはいけないと思い、「IT領域で営業をする」ことを目指しました。そして、IT領域の中でも、メーカー系などではなく自社の商品に縛られず幅広いソリューションを顧客に提供できる企業を志望し、縁があって同社に入社をした、という流れです。
入社後の配属面談では「厳しい部署にしてください!」と自ら志望した結果、それが叶ってしまいまして(笑)、営業担当としてひたすらハードに働く毎日でした。今あの時に戻れと言われても絶対に戻りたくないですね(笑)

そして2、3年が過ぎて後輩の指導等も行うようになると、自分の関心が段々と教育や評価制度など人事領域に移っていきました。そこで社会人5年目の頃に次のステップに挑戦することを決意し、2社目となるリサ・パートナーズへ転職、そこから約6年半人事業務に従事しました。

リサ・パートナーズは、事業領域として不動産ファンドや企業投資ファンドの運営、サービシングやファイナンシャルアドバイザリー等を行っている投資銀行を標榜する会社でした。
当時は人事メンバーは3~4人という状況で、その中に私が素人として飛び込み、新卒採用と新人研修、というところから人事のキャリアをスタートしました。その後は中途採用や人事制度設計、投資先の人事支援等、段々と任せてもらえる仕事が増え、最終的には人事マネージャーまでやらせてもらいました。今振り返っても本当に多くのことを学ばせてもらったなと思っています。
また、私が同社に入社したのは2008年の2月で、その半年後にはリーマンショック、というタイミングでもありました。多くの不動産ファンドがリーマンショックの影響で倒産して行く中で、それでも生き残ることができたのは、不動産ファンド以外にも複数の事業を展開していたからであり、「再現性をもって様々な事業を展開し、永続的に成長する」というアーキベースの思想には、このような自身の経験からも深く共感をするところです。

その後はフリーランス、歌舞伎町でのホストなど、これまでのサラリーマン時代とはまた一味違ったご経験をされていらっしゃいますね?

そうですね。これまでの2社において、営業と人事という会社の「攻め」と「守り」の両面を一通り学べたという感覚があったので、一度外に出て、「会社の看板を外して自分一人で生きていく」ことに挑戦したいと思い、次のステップとしてフリーランスの道を選びました。当時は割と気楽に「何とかなるだろう」という気持ちで始めましたね。
そこではこれまでの経験を活かして企業向けに営業支援や人事支援等を行っていたのですが、例えば新しいプロダクトを作るとか、雇用を生み出して組織を作っていくなどといった、私一人のバリューを超えて何かを創り上げるというところまではイメージできず、自分の限界が一定見えた気がしたので、1年弱で撤退を決めた、という流れです。

「で、そこからなぜまたホスト!?」と思われた方もいらっしゃると思いますが(笑)、せっかく外に出たので、そのままどこかの会社に戻るのはもったいないと思い、他の人がしないような経験を、ということでホストの世界に飛び込みました。
ホストとしての生活はちょうど2年程でしたが、厳しい営業社会の中で、当時住んでいた家も引き払って歌舞伎町のホストの寮に入って過ごした経験は、それはそれで楽しかったですし、良い経験をしたなと思っています。
自分が未経験なことに対してハードルが低かったり、相手の挑戦に対しても割と寛容でいられるのは、このような経験が背後にあるからかもしれないです。

ホストの世界から再びサラリーマンへ。前職で多くのベンチャー企業を見て来ましたが、代表の岩木と話す中で、「その中でもアーキベースはしっかり伸びていくことができる会社である」という確信を持つことができました

そして満を持してサラリーマン生活に戻り、最初に入社されたのが前職、ということですよね?

はい。ホストの世界を2年で卒業し、次のステージとして入社したのが前職のBNGパートナーズです。
当時は特にこだわりを持たずに転職活動をしており、たまたま転職サイトで見つけたのが前職、という感じでした。ただ実際に会って話をしてみると非常に面白い方が多く、若くて優秀な人たちが誠実に事業を行っている印象にも好感を持ち、ほぼ他社を見ずに同社への入社を決めました。これが2017年の7月頃ですね。
前職では改めて営業部門のいちメンバーとして入社させていただきました。私はホームランバッターというよりはコツコツ数字を積み上げるアベレージヒッタータイプでしたが、安定的な成績を残して成果を上げることができたので、それを評価いただき最終的には執行役員まで任せていただきました。
同社の在籍期間においては様々な経験を積ませていただき非常に価値のある時間を過ごさせてもらったと感じています。その中でも特に、「定量的に戦う」という観点を外部のコンサルの方から教えていただいた経験は私の中で非常に大きく、、そういった世界観をより追い求めたいという想いから、次のチャレンジに踏み出すことを決意しました。

次のステップとしてアーキベースを選んだ理由を教えてください!

前職では様々なベンチャー企業の採用支援をさせてもらっていましたが、恥ずかしながらアーキベースのことは当時お世話になっていたエージェントの方からの紹介で初めて知りました。
当時は住環境や建設という領域にそこまで興味があった訳ではなかったのですが(笑)、エージェントの方に勧められ、最初に会ったのが代表の岩木という感じです。
そんな出会い方ではあったものの、岩木と話す中で「定量的にアプローチする」ことや「再現性」という考え方をまさに是として組織運営をしている会社であることが分かり、これまで見てきた多くのベンチャー企業の中でも「この会社はしっかり伸びていくだろう」という確信を持つことができ、縁もあって入社に至りました。

 

現在は採用と事業企画を兼務。採用においては量的拡大と質の担保を両立する難しさと日々向き合いながら、組織拡大に貢献すべくチームで取り組んでいます!

ここからはアーキベース入社後のお話を伺っていきます。まずはアーキベースでの現在の業務について教えてください!

現在は人事、特に採用責任者として採用業務に従事していますが、その傍らで事業企画系の業務にも携わっています。そして採用責任者としてのミッションは、中期経営計画をにらみつつ、採用という入口の側面から組織拡大に貢献すること。ただ、バランスとして同時に考慮しないといけないのはクオリティで、言うなれば責任者としてめっちゃ良い人をたくさん採用することがミッションですね!(笑)
ちなみに、現在は採用担当の社員が私を含めて2名と、面接の日程調整等の細かい業務をサポートしてくれている総務担当の社員が1名、採用広報系の業務をサポートしてくれているインターン生が2名と総勢5人のチームでして、代表の岩木や現場のメンバーも巻き込みながら採用活動をしています!

アーキベースでの現在の仕事のやりがいは何ですか?

実は私、仕事においてやりがいはいらない人間なんですよね(笑)
これはどういうことかというと、仕事において「やりがい」等のキーワードで表されるような到達点がなくても良いと私は思っているんです。
営業で例えると、予算を達成したらはそれはそれでもちろん嬉しいんですけど、私はそれよりも「達成し続けること」の方が大事だと考えているんですよね。その違いが何かというと瞬間的か継続的かという点。
なので私は瞬間的な到達点としてのやりがいはなくて良く、組織から継続的に必要とされる人間でありたいと思っています。
ただ、あえてやりがいを上げるとすればやはり「成果」なんだと思います。採用が決まった時、その人が入社してくれた時、パフォーマンスを発揮してくれている姿を見ることができた時はやはり嬉しいですね!

アーキベースに入社して初めて経験したことがあれば教えてください

1日単位で改善を図っていくことですかね、これは良い意味でこれまで経験していない難しさだと思っています。私が知っているベンチャー企業では、何かの機能があってそのためのチームがあり、それに紐づくミーティングが週に1~2回かある、というのが一般的だったのですが、アーキベースではDailyでミーティングを行い、「昨日との差分は何だっけ、明日はどう差分を産むんだっけ」という議論をします。これは結構特殊だと思いますし、ちゃんとそこに向き合うということは自分にとって良いチャレンジだと思いますね。
あとは「メッシュの細かさ」という観点もありますね。アーキベースは、一つの事象に対してクリティカルに、かつ解像度高く向き合って確からしいものを模索する、ということを大事にしており、難易度は高いですが会社の成長に繋がる良い取り組みだと思っています。

責任者として採用業務に携わる中で、目下課題だと感じていらっしゃることはありますか?

そうですね、課題はたくさんありますが…。やはり中長期的なことを意識して動いていかないといけないなと思っています。とりあえずたくさんを人を採る、という量的拡大はいくらでもできると思うのですが、アーキベースは採用に限らずあらゆる業務において質にもこだわっている会社なので、採用においても高い質を担保していくことが重要ですし、「そもそも質って何だっけ」と解像度を上げていくこともあわせて必要だと思っています。あとは、日々忙しい中でも細かい施策を回して「より良くしていく」ことへのアプローチも欠かさずしていきたいですね。

個人ミッションは「勇気をもって挑戦をし、常に機能拡張していく」こと。拡大期で様々なチャレンジができるアーキベースにおいて、今後も新しいことに挑戦していきたいです

アーキベースでは一人ひとりの「個人ミッション(個人として人生で目指したい目標/夢)」を大事にしますが、土谷さんの「個人ミッション」は何ですか?

この質問、苦手かもしれないですね(笑) というのも私は先ほどもお話した通り到達点を設ける、ということは基本的にしていません。Future Pull(参考:アーキベースのValue/Credoを説明します!! ~ その6:Future Pull編 〜)じゃない、という訳ではないんですが、明確にこういう姿、というのを定義するのは苦手かもしれないです。それよりは、どうありたいかとか、どんなふうに過ごしていたいかを考えるタイプですね。
それでもテーマとして持っているのは「成長と変化」で、それは、常にそれらを続けていないと人ってつまらないよねという考え方が起点になっています。あとはできるだけ選択肢を多く持っていたいと言いますか、行き詰まるのが嫌なんですよね、性分的にはビビりで保守的なんだと思います(笑)
だからあえて勇気をもってこれまで色々な経験をして来ましたし、常に新しく機能拡張していくということが個人ミッションなんだと思います。

アーキベースで今後挑戦したいことはありますか?

過去に経験したことのあるHR領域に現在改めてチャレンジしていますが、そこでもまだまだやれることはあると思っていますし、事業側でも深める余地はたくさんあると思うので、職種や領域にこだわりなく様々なことに挑戦していきたいと思っています。例えばですが、長期的な組織貢献を視野に事業理解をより深める意味で、一からセールスをやってみるも価値があるのでは思っています。アーキベースは何でもまずはいちメンバーからスタートして身につけていく文化ですし、一から新しいことにキャッチアップするのは今までもずっとやってきたことですから抵抗はありませんしね。

 

ベンチャーでありながら、ロジックや再現性を重視したアプローチで成長を続けているアーキベース。今後も気鋭の人材が集まり、新しいこと、面白いことをどんどんやっていくような、人材輩出企業にしていきたいです!

続いて、組織についても伺います。土谷さんはアーキベースはどのような会社だと思いますか?

ベンチャーはベンチャーですが、ロジックや再現性を重視し、それを極めようとしている組織だと思います。社員の雰囲気についても、「ウェイウェイ」している人はおらず(笑)、オンとオフの使い分けがしっかりでき、いい意味で野心を抱きながら淡々と成果に向きあうような人が多いですね。これは代表の岩木の雰囲気が伝播した結果なのかなと思っています。
とはいえ、お笑い好きや面白い人が多いのもまた事実で、毎日社員全員で行っている朝会では、発表者への鋭いツッコミで盛り上がったりもします!

アーキベースの良いところや課題について教えてください

まず良いところについてですが、戦略設計/構想がしっかりしており、それによってちゃんと成長できている、というところですね。私たちは儲け主義ではないものの、法人であり営利組織なので大前提として利益を出して事業を育てなければいけません。その大前提の通り、しっかりと利益を出すことができており、事業も伸びているのは組織の良い点だと思います。
一方で、創業から丸3年が経ち、組織が急速に大きくなっているのも事実です。そんな中で、アーキベースのコアな部分やバリュー・クレドの理解度や浸透度をいかに保ったまま大きくなることができるか、というのは今後の課題でもあり人事として頑張っていきたい部分でもあります。

土谷さんは今後アーキベースをどのような会社にしていきたいですか?

個人的には、更にめっちゃ儲かる会社にしたいです!(笑)あとは気鋭の若者が面白いこと、新しいことをどんどんやっていく、人材輩出企業にしていきたいですね。「〇〇マフィア」みたいに言われる人材輩出企業ってカッコイイですよね、アーキベースマフィア、どんどん生み出したいです(笑)

最後に、この記事を読んで下さっている方々にメッセージをお願いします!

アーキベースは拡大期に入ったばかりで、これから更に事業が成長していくので、キャリア開発の機会はどんどん増えていきます!新規事業開発や、事業責任者へのキャリアアップ等に関心がある方、自分たちで組織を作っていきたいという意欲を持っている方、是非一度アーキベースの話を聞きに来てください!Change forward(参考:アーキベースのValue/Credoを説明します!! ~ その1:Change Forward編 ~)、変化し続けながら人生楽しんでいきましょう!!

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