初めまして、株式会社アーキベース事業企画チームの山本梨野です。
2020年8月に入社し、建設系施工管理職向け人材紹介事業、「建職バンク」の事業戦略の推進を行っております。
本記事のテーマは、「山本が個人的に推す、ブレイク前お笑い芸人紹介」です。
ここでは、私が推しているブレイク前の芸人さんを紹介させていただきます。唐突ですね。
今回の推し、「銀兵衛」
今回ご紹介するのは、マセキ芸能社所属、芸歴4年の漫才コンビ「銀兵衛」。
共に24歳で仙台市出身、高校の同級生です。
向かって左がツッコミの小松海佑(以下小松)、右がボケのあゆむです。
銀兵衛のポイントは以下2点です。
・偏りすぎてるのになぜか共感できる小松の持論と、異常な情熱
・徐々に明るみに出るあゆむのポンコツさと狂気
いかれたTED
銀兵衛の漫才はかなり独特です。
独自の持論の持ち主である小松が、テーマとなる持論を観客に投げかけ共感を求めて漫才が始まり、基本的には最後まで彼が熱弁を奮って終わる漫才です。まさにTED。
彼の持論にはこんなものがあります。
・「反抗期なかったやつの作るラーメン、あんまり美味しくなさそうだなあ?!」(ラーメン職人って…)
・「TPOに合ったおっぱいの大きさってあるよなあ?!(お参りやお葬式にはCカップが適切)」(Gカップ初詣)
・「パン屋さんが笑ってなくて、だーれが笑う世の中?!」(パン屋の店員…)
こんな形で、偏っているけどわかる気がする持論を、TEDばりに舞台を歩き回って熱弁します(彼は異常に声が通るので、センターマイクとの距離に声量が依存しません。)
余談ですが、どこか共感できる偏見で笑いを取る、という点で言うと、
皆さんご存知ミルクボーイのネタとも共通するものがあると言えるかもしれませんね。
彼らも、
「人生の最後にも食べたいならコーンフレークと違うかあ、あれは寿命にまだ余裕があるから食べてられるのよね」
などのような、「○○とはこういったものだ」といった、「共感できる偏見」で笑いを取っている側面があるとも言えます。
熱く聴衆に訴えかける小松とヒキ気味のあゆむ
一見無職
小松の熱弁中、あゆむは何をしているのでしょう。
ほぼ何もしていません。
ただ、ヒキ気味な表情をして待っています。
しかし、要所要所で以下のような行動を取ることで、小松のペースを乱します。
・絶妙に的外れな反論
・誰にも共感されない上に主旨とズレている持論の披露
・謎のくそしょうもないギャグ
あれだけトチ狂っていた小松のペースが崩れることもあり、
観客は「あれ、実はこっちがやばいやつ?」と思い新たな面白さが生まれているように見えます。
今後の課題と期待
銀兵衛の課題は、「後味」だと考えます。
最初にテーマとなる持論を持ってくるという構成上、どうしても頭にピークがきやすい漫才です。
ネタにもよるのですが、やや終わり方が不完全燃焼に感じることがあります。
「セクシー女優とポケモン」というネタなど、
一部あゆむを暴走させまくって後半に新たな山場をつくり、それを収束させることで比較的完全燃焼できるものもありますので、そういった方向性もヒントに観る者が完全燃焼できる漫才をしていって欲しいです。
あゆむの狂気
期待として、彼らはフリートークもかなり面白いことから、ネタ以外のYoutubeやラジオでの活動も楽しみです。
2020年には、「ドレミ転校生」というラジオをPodcastで配信しました。
高校からの同級生ならではの恥ずかしい思い出話あり、マイナーな芸人だからこそ固定のリスナーが付きリスナーとの濃密な絡みありで、玄人感はないですがかなり楽しんで聴きました。
ルームシェアをしている2人の関係性がよいのも、聴き心地がいい所以でしょう。
「ドレミ転校生」はバックナンバーがPodcastで配信されています。下ネタが得意な方はぜひ聴いてみてください。
個人的おすすめ回は、シーズン1第7回の「絶対にバイアグラを返したくない男」です。
今は新規回の配信はされていませんが、今年3月に再開予定とのことでとても楽しみにしています。
ラジオやライブ等の情報はふたりのTwitter(小松:@ginbei_komatsu、あゆむ:@Ikasashi_1209)で随時更新されているので、気になる方はぜひフォローしてみてください。
さいごに
ここまで読んでくださった方はいらっしゃるのでしょうか…。
もしいらっしゃるのであれば、本当にありがとうございます。
アーキベースでは、他にも趣味や仕事に「凝った」社員がたくさんいます。
もしお話しできる機会があれば、趣味や仕事の話を通して、社員の物事に深く取り組む姿勢やコミットメントの高さを知っていただければ幸いです。